日本でも始まるのか?Netflixのアカウント共有禁止へ

Netflixでは基本的に、同一世帯内でのアカウント共有を許可しています。スタンダードプランでは最大2台、プレミアムプランでは最大4台までの同時視聴が可能で、テレビやスマートフォン、タブレットを使い分けることが多く見られます。

アカウント共有の現状と課題

しかし、別の場所に住む家族や友人とアカウントを共有するユーザーも存在します。このような実態に対し、Netflixはアカウント共有のルールを強化しており、多くの国でその取り組みを行ってきました。米国では、月額7.99ドルでアカウントを合法的に共有できるプランを提供しています。

Netflixからのアカウント共有に関する通知

最近、Netflixは「同一世帯でない人とアカウントを共有している日本のメンバー」に対して、アカウント共有についてのメールを送付したと公表しました。そのメールには罰則などは記されていませんが、Netflixアカウントは本人と同一世帯のメンバーが共有することを前提としていること、そして自分のデバイスやホテル、別荘のテレビでも視聴可能であるとの説明が含まれています。

「Netflixご利用世帯」とは?

Netflixのヘルプセンターによると、「Netflixご利用世帯」は主視聴場所のインターネット接続に関連するデバイスをまとめたもので、これの登録はテレビのNetflixアプリのヘルプメニューから可能です。この検出はIPアドレスやデバイスID、アカウントアクティビティ等を用いて行われ、「NetflixがGPSデータを収集することはない」と明記されています。

「Netflixご利用世帯」への登録は必須?

しかし、テレビでの視聴がない、あるいはテレビを持っていない場合は、「ご利用のアカウントにNetflixご利用世帯を登録する必要はない」とされています。これにより、スマートフォンやタブレットのみで視聴するユーザーは、現状では特定されない可能性があります。

今後の見通しとユーザーの反応

現在のところ、Netflixからはまだ注意喚起の段階であり、具体的な取り締まりは始まっていません。ただし、今後はさらなるアクションが予想されます。アカウント共有が明示的に禁止された場合、有料のアカウント共有プランが日本でも導入される可能性があります。また、Netflixでは790円の広告付きプランも展開しているため、その誘導も目指しているかもしれません。これらの動向に対するユーザーの反応も注目の一つです。